祝!空の青五周年!!「宝物」蛮×銀小説注意!
本日で「空の青」開設五周年です。
最近は諸事情により開店休業状態が続いてますが…。
こんな場所まで見ててくれる方へ。ありがとうの気持ちを込めて!
蛮銀万歳!大好きだよ(*^-^)b
「宝物」蛮×銀小説注意!
銀次は悩んでいた。
未曽有の災害に襲われた日本。復興のために協力はしたい!でもお金はないから募金は出来ない。
普通じゃない自分。
こんな自分が現地に行っても余計な心配や不安をまわりに与えるだけかもしれない…。
何かしたいけど、どうしていいのかわからない。
そんな時にたまたま募金宝くじの発売を知った。
一枚300円なら、かろうじて銀次でも買える金額だ。
奪還のお金が入った時には、蛮ちゃんがもしもの時用にワンコイン手渡してくれる。幸い今はまだそれは手付かずだ。
もしも一億円当たったら、念願のお家に住める!食べ物にだって困らない。
そして何よりも募金することが出来る!
だけど、実際。今の銀次には300円は大金だ。
これだけあれば、安いお弁当がひとつ買える。
ハンバーガーならなんと!3個も買える。
仕事がない時期なら貴重な3日分の食料代だ。
悩んでいるのは仕事がなくて考える時間だけはたっぷりあると言う事実もある。
当たりが出ると有名な売り場で店前の道路を行ったり来たり。どうするべきか考えながらウロウロと落ち着きなく歩き回ってしまう。
「てっ!」
突然、軽くはあるけれど頭にガツンと拳を食らった。
「なぁに、動物園の熊みたいに炎天下をウロウロしてんだ」
「蛮ちゃん!」
「熱中症になりたいのか?」
口調は厳しいくて手つきは乱暴だけど首に濡れたタオルを当てられる。
冷たくて気持ちいい。
「ごめん!ありがとう!!」
で?何してたんだ。と目だけで問われるのには。
「ううん。なんでもないから」
なんとなく話しにくくて笑ってごまかした。
「そうかよ」
「帰ろ」
暑さに弱いのに、どうやら心配して様子を見に来てくれたのが嬉しくて腕にしがみついた。
「暑い。離れろ」
「いいじゃん。ちょっとだけ…」
「ちょっとでも暑いんだよ!」
「ケチ」
「なんだと、んなこというなら返せ」
首のタオルを剥ぎ取られそうになる。
「あ!嘘です。ごめんなさい。蛮ちゃんたら優しい!」
いつも通りの軽口を叩き合いながら帰路につく。
短時間ではあったが蛮の視線が宝くじ売り場に止まって何か納得していたのには銀次は全く気がつかなかった。
翌日もいつも通りの1日だった。
暑さを嫌って蛮は朝からパチンコ。
銀次は少しだけ奪還屋のビラを配ってから、お天気が怪しくなってきたので早めに公園のスバルに引き上げた。
昼過ぎにバケツをひっくり返したような雨が降って。だいぶ涼しくなったから、夕方までうつらうつらと眠っていた。
コンコンと助手席の窓を叩かれて目を覚ました。
「蛮ちゃん!おかえり〜」
「おぅ」
土産だ。とどっさりとお菓子が詰まった紙袋を渡された。
「うわ〜。こんなに沢山!ありがとう!蛮ちゃん」
「夕飯食いにいくぞ」
「うん」
翌日。お菓子を取り出して気がついた。
底に封筒が入っているのに。
「何?」
開けてみて驚いた。
一昨日。銀次が買おうか迷っていた宝くじ。
しかも10枚も!
夕方。帰ってきた蛮ちゃんにお礼を言ったら、
「たまたま儲かっただけだ」
それだけ言って後は外を見ながら煙草を吸い出しちゃった。
さて、これをどこに置こうか?
肌身離さずとも思ったけれど、なくしたら困るし。
万が一。俺の電撃で焼いちゃったら悲し過ぎるしね。
ひとまずスバルに置いておくことにした。
神棚に置くといいっていうけど、そんな物当然持ってない。考えた末に蛮に貰った御守りの指輪。複数あるそれらを仕舞ってあるダッシュボードの中に一緒に入れて置くことにした。
ちゃんとあるか気になって毎日確認してたら蛮ちゃんに笑われた。
結果発表の日まで忘れてるくらいがちょうどいいんだって!
でもさ。当たったら、どうしよう?ってやっぱり眺めながら考えない?
もちろん一番に寄付するんだけど。自分たちもちゃんと生活出来てないと余計な迷惑掛けちゃうからね〜。
まずは借金を返して。ボロボロで小さくていいんだ。住む家が欲しいなぁ…。
スバルくんを持ってかれない駐車場と。うん。それだけあれば幸せ。
後は食べる物に困らなければ嬉しいな。
蛮ちゃんにそう言ったらささやか過ぎる。って今度は苦笑いされたけど。
駄目だよ。豪華旅行とか贅沢は。募金するんだから。
「あ!でも蛮ちゃんに貰ったから半分は蛮ちゃんが使わないと不公平?」
「いんや。プレゼントしたんだから、もしも当たったらその金は全部お前のもんだ好きにしろ」
「ありがとう蛮ちゃん!」
「まぁ、俺様にお礼として寿司くらいは奢れ」
「うん。カウンターで食べようね」
お寿司食べ放題は、一回くらいなら許されるよね。波児さんや夏実ちゃんとか一緒にね。いつもお世話になってるから。
お家に住めたら、一組でいいからふかふかなお布団が欲しいかな〜。
意外に暑さに弱い蛮ちゃんのためにはクーラーは贅沢でも小さな冷蔵庫くらいは必要?
ちっちゃなちゃぶ台に二人分のお茶碗並べるんだ。
当選番号発表の日まで、そんなこんなことを考えてて毎日がとっても楽しかった。
当選発表の日。ワクワクしながら新聞を開く。
結果は…。
当たったんだよ!
なんと300円も!!
でも、実はそれだけは連番で10枚買えば誰でも当たるんだ。って蛮ちゃんが教えてくれた。
だから本当は全部ハズレで駄目だったってこと。
まぁ、当然だよね。
当たるのなんて数万人に一人だぞ。って蛮ちゃんにも釘打たれてたし。
俺たち金運はこれっぽっちもないもんね。
でも、本当に発表までは毎日楽しかったんだから、いいよ。
宝くじを買っただけでも募金にもなるんだよね?だからいいよね。
誰でも当たる300円で安いお弁当を買って、蛮ちゃんと半分コして食べた。
お金はなくても、蛮ちゃんが一緒にいてくれるからいいよ。それだけで俺は幸せ。
幸せじゃない人が、他の誰かを本当に幸せになんて出来ないからね。
楽しそうにしてた俺を見てて蛮ちゃんもなんとなく嬉しそうだったし。
でも、あんまり楽しそうにしてたから、実はハズレた時の落ち込みを心配もしてたんだって。
案外、大丈夫だったからか、またもしも募金目的の宝くじが発売されたらまた買ってくれる。って。約束までしてくれた。
もちろんそんなことがないのが一番だけどね。
滅多に先のことを約束してくれない蛮ちゃんがそう言ってくれたのが俺は嬉しい。
いつも、難しいことだけど。いいことと悪いこと。ちゃんと見て、それでもいい面だけを選べてたらいい。
後は今、出来ることを精一杯してくだけ。それが全て。
それで幸せ。
当たり前過ぎてたまにうっかり見失いそうになることを改めて強く銀次は思った。
終。
一発書き。推敲無。
毎日、みんな大変でそして頑張ってるんだよね。
私は私の出来ることをするよ。
写真は全く別件でたまたま今日頂いたお祝いの花束。
最近は諸事情により開店休業状態が続いてますが…。
こんな場所まで見ててくれる方へ。ありがとうの気持ちを込めて!
蛮銀万歳!大好きだよ(*^-^)b
「宝物」蛮×銀小説注意!
銀次は悩んでいた。
未曽有の災害に襲われた日本。復興のために協力はしたい!でもお金はないから募金は出来ない。
普通じゃない自分。
こんな自分が現地に行っても余計な心配や不安をまわりに与えるだけかもしれない…。
何かしたいけど、どうしていいのかわからない。
そんな時にたまたま募金宝くじの発売を知った。
一枚300円なら、かろうじて銀次でも買える金額だ。
奪還のお金が入った時には、蛮ちゃんがもしもの時用にワンコイン手渡してくれる。幸い今はまだそれは手付かずだ。
もしも一億円当たったら、念願のお家に住める!食べ物にだって困らない。
そして何よりも募金することが出来る!
だけど、実際。今の銀次には300円は大金だ。
これだけあれば、安いお弁当がひとつ買える。
ハンバーガーならなんと!3個も買える。
仕事がない時期なら貴重な3日分の食料代だ。
悩んでいるのは仕事がなくて考える時間だけはたっぷりあると言う事実もある。
当たりが出ると有名な売り場で店前の道路を行ったり来たり。どうするべきか考えながらウロウロと落ち着きなく歩き回ってしまう。
「てっ!」
突然、軽くはあるけれど頭にガツンと拳を食らった。
「なぁに、動物園の熊みたいに炎天下をウロウロしてんだ」
「蛮ちゃん!」
「熱中症になりたいのか?」
口調は厳しいくて手つきは乱暴だけど首に濡れたタオルを当てられる。
冷たくて気持ちいい。
「ごめん!ありがとう!!」
で?何してたんだ。と目だけで問われるのには。
「ううん。なんでもないから」
なんとなく話しにくくて笑ってごまかした。
「そうかよ」
「帰ろ」
暑さに弱いのに、どうやら心配して様子を見に来てくれたのが嬉しくて腕にしがみついた。
「暑い。離れろ」
「いいじゃん。ちょっとだけ…」
「ちょっとでも暑いんだよ!」
「ケチ」
「なんだと、んなこというなら返せ」
首のタオルを剥ぎ取られそうになる。
「あ!嘘です。ごめんなさい。蛮ちゃんたら優しい!」
いつも通りの軽口を叩き合いながら帰路につく。
短時間ではあったが蛮の視線が宝くじ売り場に止まって何か納得していたのには銀次は全く気がつかなかった。
翌日もいつも通りの1日だった。
暑さを嫌って蛮は朝からパチンコ。
銀次は少しだけ奪還屋のビラを配ってから、お天気が怪しくなってきたので早めに公園のスバルに引き上げた。
昼過ぎにバケツをひっくり返したような雨が降って。だいぶ涼しくなったから、夕方までうつらうつらと眠っていた。
コンコンと助手席の窓を叩かれて目を覚ました。
「蛮ちゃん!おかえり〜」
「おぅ」
土産だ。とどっさりとお菓子が詰まった紙袋を渡された。
「うわ〜。こんなに沢山!ありがとう!蛮ちゃん」
「夕飯食いにいくぞ」
「うん」
翌日。お菓子を取り出して気がついた。
底に封筒が入っているのに。
「何?」
開けてみて驚いた。
一昨日。銀次が買おうか迷っていた宝くじ。
しかも10枚も!
夕方。帰ってきた蛮ちゃんにお礼を言ったら、
「たまたま儲かっただけだ」
それだけ言って後は外を見ながら煙草を吸い出しちゃった。
さて、これをどこに置こうか?
肌身離さずとも思ったけれど、なくしたら困るし。
万が一。俺の電撃で焼いちゃったら悲し過ぎるしね。
ひとまずスバルに置いておくことにした。
神棚に置くといいっていうけど、そんな物当然持ってない。考えた末に蛮に貰った御守りの指輪。複数あるそれらを仕舞ってあるダッシュボードの中に一緒に入れて置くことにした。
ちゃんとあるか気になって毎日確認してたら蛮ちゃんに笑われた。
結果発表の日まで忘れてるくらいがちょうどいいんだって!
でもさ。当たったら、どうしよう?ってやっぱり眺めながら考えない?
もちろん一番に寄付するんだけど。自分たちもちゃんと生活出来てないと余計な迷惑掛けちゃうからね〜。
まずは借金を返して。ボロボロで小さくていいんだ。住む家が欲しいなぁ…。
スバルくんを持ってかれない駐車場と。うん。それだけあれば幸せ。
後は食べる物に困らなければ嬉しいな。
蛮ちゃんにそう言ったらささやか過ぎる。って今度は苦笑いされたけど。
駄目だよ。豪華旅行とか贅沢は。募金するんだから。
「あ!でも蛮ちゃんに貰ったから半分は蛮ちゃんが使わないと不公平?」
「いんや。プレゼントしたんだから、もしも当たったらその金は全部お前のもんだ好きにしろ」
「ありがとう蛮ちゃん!」
「まぁ、俺様にお礼として寿司くらいは奢れ」
「うん。カウンターで食べようね」
お寿司食べ放題は、一回くらいなら許されるよね。波児さんや夏実ちゃんとか一緒にね。いつもお世話になってるから。
お家に住めたら、一組でいいからふかふかなお布団が欲しいかな〜。
意外に暑さに弱い蛮ちゃんのためにはクーラーは贅沢でも小さな冷蔵庫くらいは必要?
ちっちゃなちゃぶ台に二人分のお茶碗並べるんだ。
当選番号発表の日まで、そんなこんなことを考えてて毎日がとっても楽しかった。
当選発表の日。ワクワクしながら新聞を開く。
結果は…。
当たったんだよ!
なんと300円も!!
でも、実はそれだけは連番で10枚買えば誰でも当たるんだ。って蛮ちゃんが教えてくれた。
だから本当は全部ハズレで駄目だったってこと。
まぁ、当然だよね。
当たるのなんて数万人に一人だぞ。って蛮ちゃんにも釘打たれてたし。
俺たち金運はこれっぽっちもないもんね。
でも、本当に発表までは毎日楽しかったんだから、いいよ。
宝くじを買っただけでも募金にもなるんだよね?だからいいよね。
誰でも当たる300円で安いお弁当を買って、蛮ちゃんと半分コして食べた。
お金はなくても、蛮ちゃんが一緒にいてくれるからいいよ。それだけで俺は幸せ。
幸せじゃない人が、他の誰かを本当に幸せになんて出来ないからね。
楽しそうにしてた俺を見てて蛮ちゃんもなんとなく嬉しそうだったし。
でも、あんまり楽しそうにしてたから、実はハズレた時の落ち込みを心配もしてたんだって。
案外、大丈夫だったからか、またもしも募金目的の宝くじが発売されたらまた買ってくれる。って。約束までしてくれた。
もちろんそんなことがないのが一番だけどね。
滅多に先のことを約束してくれない蛮ちゃんがそう言ってくれたのが俺は嬉しい。
いつも、難しいことだけど。いいことと悪いこと。ちゃんと見て、それでもいい面だけを選べてたらいい。
後は今、出来ることを精一杯してくだけ。それが全て。
それで幸せ。
当たり前過ぎてたまにうっかり見失いそうになることを改めて強く銀次は思った。
終。
一発書き。推敲無。
毎日、みんな大変でそして頑張ってるんだよね。
私は私の出来ることをするよ。
写真は全く別件でたまたま今日頂いたお祝いの花束。
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