おわりのとびら(蛮雷/蛮銀)
あの頃は人生の中で一番何もかもどうでも良かった。
今にして思えば生きていれば誰にでも起こり得る凄く小さい不幸の連続さえも大げさに捉えて最悪の気分だった。
だから、どうせなら自分で全てをぶち壊してやろうと思った時に自然と足は闇の中にに浮かぶ城へと向かっていた。
これで、人に疎まれ、憎まれ。大切な相手の命を奪うようなこの呪われた運命も、全部が終わるんだ。そう思っていた。
なのに、月明かりを背に丘の上に立つアイツを見た時に。今までで最高に腹が立った。
一目でわかった。
空っぽのコイツは楽しいことも悲しみさえもどこかに置き忘れていやがる。
どうせ他人事。別に何だって良かった筈なのに、あの時の俺はそれが猛烈に許せなかった。
今でも許せないけどな。
俺の宿命が、こんなヤツに関係してるだなんて認められないと思ったね。
だから、絶対に見下してるあの感情のない瞳を地に伏せさせてやる。
それまでの自分の葛藤なんてうっちゃって何よりも最優先で叶えるべきこととして、そう決意した。
それは当然、すぐさま行動に移して、実現はさせた。
……させた筈なのに。
激しい雨と落雷の音。
組み敷いた見かけよりもずっと細い体。
青白い首に手を掛けた瞬間。
絡んだ視線。
瞳の奥に初めて真っ直ぐな心が視えた。
今、当時は空っぽだった自分の隣りに、視線を流せば。
「蛮ちゃん美味しいよ」食べないの?
昨夜、有り金はたいで買った最後の食料。
割引品を通り過ぎ見切り値段の賞味期限昨日までの菓子パンを幸せそうに頬張る顔がある。
人生なんて一寸先は闇。
闇の中に何が潜んでいるかなんて、戦って掴み取ってみなければわからない。
「喰うに決まってんだろ!」
ほっとくと全部食べそうな勢いの銀次を制してかじりかけのパンを慌てて半分奪回する。
何を食べても砂を噛んでいるようだった日々はもう遠い。
「甘ったるりぃな」
安物のクリームの甘さに眉をしかめる。
「あ!蛮ちゃん。そっちのが割合多いよ〜」
「あぁ!?今、食べてた分があるだろ!」
「俺そんなには絶対食べてない!」
取り返そうと伸ばされる腕をかいくぐってパンを素早く咀嚼する。
「あ〜蛮ちゃん狡い!」
喚く口は唇で塞いでクリームよりも甘くて旨いものをタップリと味わう。
今日も楽しい1日になりそうだ。
おわりははじまり。
せいね拝
あれ?なんだってこんな甘い話しに?
落ち込むことがあったんで、自棄になって書き始めたのに。
蛮銀パワー恐るべし(笑)みたいな?
制作時間約1時間半の一発書き。
相変わらずの推敲なし。
ところで、これ読んでくれてる人って居るんだろうか?
お願いだから拍手で一言。「読んでるよ」だけでもいいからコメント下さい!
一人相撲だったら悲し過ぎる(T_T)
今にして思えば生きていれば誰にでも起こり得る凄く小さい不幸の連続さえも大げさに捉えて最悪の気分だった。
だから、どうせなら自分で全てをぶち壊してやろうと思った時に自然と足は闇の中にに浮かぶ城へと向かっていた。
これで、人に疎まれ、憎まれ。大切な相手の命を奪うようなこの呪われた運命も、全部が終わるんだ。そう思っていた。
なのに、月明かりを背に丘の上に立つアイツを見た時に。今までで最高に腹が立った。
一目でわかった。
空っぽのコイツは楽しいことも悲しみさえもどこかに置き忘れていやがる。
どうせ他人事。別に何だって良かった筈なのに、あの時の俺はそれが猛烈に許せなかった。
今でも許せないけどな。
俺の宿命が、こんなヤツに関係してるだなんて認められないと思ったね。
だから、絶対に見下してるあの感情のない瞳を地に伏せさせてやる。
それまでの自分の葛藤なんてうっちゃって何よりも最優先で叶えるべきこととして、そう決意した。
それは当然、すぐさま行動に移して、実現はさせた。
……させた筈なのに。
激しい雨と落雷の音。
組み敷いた見かけよりもずっと細い体。
青白い首に手を掛けた瞬間。
絡んだ視線。
瞳の奥に初めて真っ直ぐな心が視えた。
今、当時は空っぽだった自分の隣りに、視線を流せば。
「蛮ちゃん美味しいよ」食べないの?
昨夜、有り金はたいで買った最後の食料。
割引品を通り過ぎ見切り値段の賞味期限昨日までの菓子パンを幸せそうに頬張る顔がある。
人生なんて一寸先は闇。
闇の中に何が潜んでいるかなんて、戦って掴み取ってみなければわからない。
「喰うに決まってんだろ!」
ほっとくと全部食べそうな勢いの銀次を制してかじりかけのパンを慌てて半分奪回する。
何を食べても砂を噛んでいるようだった日々はもう遠い。
「甘ったるりぃな」
安物のクリームの甘さに眉をしかめる。
「あ!蛮ちゃん。そっちのが割合多いよ〜」
「あぁ!?今、食べてた分があるだろ!」
「俺そんなには絶対食べてない!」
取り返そうと伸ばされる腕をかいくぐってパンを素早く咀嚼する。
「あ〜蛮ちゃん狡い!」
喚く口は唇で塞いでクリームよりも甘くて旨いものをタップリと味わう。
今日も楽しい1日になりそうだ。
おわりははじまり。
せいね拝
あれ?なんだってこんな甘い話しに?
落ち込むことがあったんで、自棄になって書き始めたのに。
蛮銀パワー恐るべし(笑)みたいな?
制作時間約1時間半の一発書き。
相変わらずの推敲なし。
ところで、これ読んでくれてる人って居るんだろうか?
お願いだから拍手で一言。「読んでるよ」だけでもいいからコメント下さい!
一人相撲だったら悲し過ぎる(T_T)
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